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オレ様大好き

「お前の物はオレの物、オレの物はオレの物」


 そんなジャイアニズムまっしぐらなラムセス2世
彼はほかの人の良さそうなものを見つけると、すぐ自分の名前に書き換えてしまうのだ・・・


 もちろん、古代エジプト新王国時代第19王朝のファラオ・ラムセス2世
エジプト古代史を代表するファラオ・オブ・ファラオ(ファラオっていうのは、古代エジプトの国王のこと)と呼ばれているだけあって、自分でも多くの建造物や自分自身の巨像や肖像彫刻を造っている
 以上のことから分かるように、彼のプロフィールを紹介すると、

好きな人:俺
趣味  :俺の名前や彫刻を彫った巨大建築
特技  :趣味の自慢



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 彼が建てた建造物の中で一番有名なものがこの『アブ・シンベル神殿』
『アブ・シンベル神殿』『イシス神殿』同様、湖の底に沈む運命だったのだが、ユネスコの救済により免れた
その方法もすごくって、元は1枚岩だった遺跡を20トンほどのブロックに分けて、元の位置より60m上に1つずつ移動。
なんと総費用40,000,000US$
ちなみに、世界遺産第1号だ

良かったねー、ラムセス2世



 『アブ・シンベル神殿』は今から約3,300年前に建設された
アスワンの南280kmのナセル湖のほとりにあり、スーダンとの国境まであとわずかのところだ
この神殿には大神殿と小神殿がある
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『大神殿』
正面の4体はラムセス2世(高さ20m)
中に入ると大列柱室があり、その8本の柱(高さ9.14m)も両手を組み合わせたオリシス神のポーズをとるラムセス2世







 その奥に進むと、至聖所(宗教的建築物の最も神聖な場所)がある
至聖所には4人の神が祭られており、向かって右から太陽神ラー・ホルアクティ、神格化されたラムセス2世、王の守護神アメン・ラー、造物神プハタの像が並んでいる
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 ここですごいのが、年に2回この至聖所に太陽光線が当たる日があるのだ
それは2月22日と10月22日
なんと2月は彼の誕生日で、10月は国王になった日
これを計算して神殿を建てるって、すごいぞ!
さらに、闇の神であるプハタ神にはその光が当たらないようになっている

※神殿内は撮影禁止のため、画像は他よりお借りしました


『小神殿』
小神殿は王妃ネフェルタリのために建てたもので、王妃のために神殿が捧げられたのは古代エジプト史上初めてのことらしい

でも、神殿正面の像(高さ10m)を見ると
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      俺 ネフェルタリ 俺 俺 ネフェルタリ 俺 


王妃のために建てた神殿なのに、
俺の数の方が多いですから!

どんだけオレ好きなんだ??
by hippi277 | 2010-11-23 12:23 | エジプト | Comments(0)

渡航回数40回以上、22か国。旅のスタイルは一人旅、友達旅、家族旅など様々。社会人。有給休暇を使って世界を巡ります。


by ひっぴ