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マリー・アントワネットの離宮 『Petit Trianon』

 『プチ・トリアノン』は、ルイ15世が愛妾ポンパドゥール夫人のため、1762年から1768年にかけて建てた離宮
 が、ここの主になるはずのポンパドゥール夫人は完成をみないまま、1764年に死去
その5年後、公式愛妾となったデュ・バリー夫人に贈られ、夫人臨席のもと落成式が行われた
 1774年、ルイ16世が即位すると、王妃となったマリー=アントワネットがこの『プチ・トリアノン』の土地を譲り受けた
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 『控えの間』にある【薔薇を持つマリー=アントワネット】
女流画家エリザベート・ヴィジェ・ブランによる作品で、1783年に描かれた肖像画
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 『王妃の寝室』
 最初はデュ・バリー伯爵夫人が、その後マリー=アントワネットが1777年から1789年まで使用した
現在も当時の刺繍が保存されている
寝台や椅子の生地は、小ぶりの花柄でとてもかわいらしい

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 『付き添いの間』
 遊戯と音楽の間
肘掛け椅子に安楽椅子、フォルテピアノやハープなど1780年から1870年につくられたもの
ここで、親しい人たちと音楽を楽しんでいたのだろうね
 マリー=アントワネット時代は、ポリニャック伯爵夫妻といったお気に入りの廷臣・側近たちしか出入りを許さず、夫である王も招待されなければ訪れることはできなかったそうな

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 まさに【ヴェルサイユのばら】の世界ね!



 『ヴェルサイユ宮殿』『戦争の間』にあるコワズヴォーサクのルイ14世が戦場で戦う姿を描いたレリーフ
これが【ベルサイユのばら】のオスカルのモデルになったといわれている
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by hippi277 | 2011-09-22 13:30 | フランス | Comments(0)

渡航回数40回以上、22か国。旅のスタイルは一人旅、友達旅、家族旅など様々。社会人。有給休暇を使って世界を巡ります。


by ひっぴ