静かな場所
2008年 09月 15日
アンボセリ国立公園はアプリ力最高峰キリマンジャロ山(5895m。山頂はタンザニア側)の山麓の北に広がる原野を国立公園としたところだ
アンボセリは、キリマンジャロ山噴火の際に噴出した土砂が作った古アンボセリ湖が
干上がってできた平地で、たまにアカシアの林があり、灌木がところどころに薮を作っているという典型的な乾燥地のサバンナである
その一方では、キリマンジャロ山の雪解け水が地下から湧き出て、中央の湿地帯を常に潤している
遠くにも湖のような湿地が見えるのを不思議にも思わなかったのだが、
なんと蜃気楼であった
アンボセリとはマサイ語で‘蜃気楼’という意味なのだそうだ
また乾季の今は、竜巻があちこちで舞い上がっていた
地球の不思議現象をいっぺんに見られたような感じだが、とても穏やかな場所であった
聞こえるのは鳥のさえずりや草食動物の鳴き声
チーターやライオンにも出会ったが、水辺付近は『ジャングル大帝』で見たような豊かな動物の楽園のようだった
しかし最近では、1日あたり150kg以上の草木を摂取する象の多密化が主な原因で、極端な湿地帯化と半砂漠化という矛盾した現象が起きているそうだ
公園周辺の開発と密猟から逃れてきた象たち
ここで問題になっているのは象じゃない、つまり動物ではない
人間、なのだ
こちらもポチっと!↓
人気ブログランキングへ
by hippi277
| 2008-09-15 16:26
| ケニア
|
Comments(0)